2ストにガソリン(エンジン焼き付き)

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チェンソーにガソリンを入れて動かした為にエンジンの焼き付きを起こしてしまった機体のピストンです。当然、シリンダー部も損傷しております。

2サイクルエンジンはガソリンを入れても始動してしまうが故に、気が付くのは困難です。おそらくエンジン周りは普段と比べ物にならないくらい高温になると思われますが、気が付いた時には焼き付きを起こしている状態でしょう。エンジン内部の潤滑を行ってくれる混合燃料の重要性が分かります。

年に数回はこういったお客様がご来店されます。くれぐれも良い混合燃料を使ってあげて下さい。

この機体の場合はピストンKIT/シリンダー/ガスケットと骨組みのエンジンカバーの交換も必要でした。※もっとひどい場合はクランク部も交換が必要になります。

新品と損傷したピストンの比較画像です。

今回の機体は、共立さんの小型軽量タイプ。小型化するにあたり色々複雑に工夫して設計してあるので分解するのにもなかなか骨が折れます。(数をこなせばそうでも無いかも)

ほぼ全バラ。組立て時にもパーツリストをしっかり見ながら慎重に組み上げました。エンジンがかかった瞬間は嬉しいものです。下の写真をパット見ると部品点数が多い気もするけれど、たったこれだけの構成でよくもあんなに正確に動きますよね、エンジンって(笑)
勉強してもしてもなんだか不思議な気持ちになります。

これだけの作業、工賃もそれなりになりますので新品購入もお勧めしましたが、ご要望により修理となりました。

アフターサービスも含め頑張って対応させて頂きます。

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