MS 500i Wスパイク Hexa仕様
チェンソーシーズンに入ってまいりまして、チェンソーが少しづつではありますが、お求め頂く機会が増えました。ありがとうございます。
本日は今シーズン初めてMS 500iをご購入頂きました。
80ccのエンジンチェンソーです。チェンソー界唯一のフューエルインジェクション式です。

オプション部品であるWスパイクと、HEXAチェーンのご紹介をしたところ、迷い無くご購入頂きました。接客していて大変うれしい瞬間です。

Wスパイクにする事で安定して真っすぐに切れると思います(腕も必要かもしれませんが)
発売されて間もないHEXAチェーンは、6角形の専用ヤスリで目立てするチェーンです。
通常の刃より目立てが比較的容易になり、目立て時間が短縮できる、耐久性が向上した(切れ味が持続するという意味)というご意見を頂いております。切削能力については、ご意見が分かれるところですが、大変おススメのチェーンです。
※2024/12時点では、3/8ピッチ-1.6mmゲージのタイプしか発売されておりません。50ccクラスのチェンソーにセット出来るチェーンが発売されると良いのですが。(いまのところ全く情報はありません。)
MS 500i はパワーはもちろん、加速性、耐久性、80ccにしては大変軽量です。しかも故障も少ないです。お値段は定価で30万程しますが、自身をもってお勧めできるマシンです。
PLOW薪割機 GLS30B 納品しました
今年からですがPLOWさんの製品を修理・販売する運びになりました。
草刈機のGC530や薪割機のGLS12は数台すでに販売実績が有りますが、大型クラスのGLS30Bのご注文を頂きました。ありがとうございます!

流石にこのクラスになると大きいですね。今回のお客様は、バックホーをお持ちですので、トラックから降ろすのは、お任せしてしまいました。

今後このクラスの薪割機を販売した場合は、ウィンチ等を導入しないと納品が厳しいかもしれません。
一緒に試運転しましたが、破砕力30トンの威力は流石です。
この機械は横置きから縦置きにトランスフォームしますので、大きい薪を持ち上げなくてすみます。

このお客様は自伐型林業をされおり、不要な木材を加工して薪販売も並行して行う予定だそうです。また、お住まいに薪ストーブを導入するとの事。素敵ですね。
薪割機の性能に大変ご満足いただけました。
薪割機の実機は展示しておりませんのでお取り寄せにはなりますが、PLOW製品の販売・修理を行っていますのでお問い合わせくださいませ。
今年もありがとうございました
これを書いているのが2023/12/30です。いちおう30日からお休みのはずでしたが来客したいというお客様が3名おられましたので、年末や年始の準備をしながらご対応をして、最後のお客様がお帰りになりました。このブログで仕事納めです。
今年は日々の雑事に追われて新たなチャレンジが何もできなかったような気がしております。来年は何かしらチャレンジしたいものです。
さて年末に今年印象に残ったトラブルを一つ。
共立のRME2630LTという草刈機ですが、スタータロープが引けなくなった!という事でお持ち込み。
さっと考えられる原因としてはエンジンの焼付き/スタータロープ周りの不具合/スタータ部の故障/異物の噛みこみ等でしょうか。
この機械は完璧にピストンとシリンダーが固着しておりました。焼付きです。
焼付いた原因は、下の写真です。

なんとエンジンカバーの下に草がもりもり!
ここは冷却風の通り道なのです。フライホイールで起こした風がここを通りシリンダーフィンの間を吹き抜ける事により冷却しておりますが、ここが塞がってしまっています。これでは冷却が追い付かずエンジンの温度が上がり過ぎて、オーバーヒートしてしまいます。
何故ここにこんなに草が溜まってしまったのでしょうか。。
もしかしたら草刈り作業をしているそばでブロワーで集草作業をされていたのかも知れませんね。
ブロワーで舞い上がった草を草刈機が吸い込んでしまった、そうとしか考えらえません。
ここまで草がこんもりした機械は初めてみましたのでびっくりしました。
冷却風の通り道の清掃は大事ですよーという極端な事例だと思います。
年末に機械の点検等もやってみるのは如何でしょうか?
それでは、来年もよろしくお願いします。
キャップ各種
スチールさんはキャップの種類も豊富です。当店一番人気は写真中央のAXE CAPです。
キャップ全体の質感も良く、センターの斧が浮き出ていてカッコ良いです。

ですが 最初仕入れた時の私の感想は「ビンテージ感は有るけどなんか地味だし売れないだろうな」でした。ところが支持率No1です。リピーター様もちらほら。大絶賛されております。
自分のセンスは全く当てにならないと再実感したのであります。とは言っても全ての商品を仕入れて展示するのは難しいので、自分の目を磨いていくしかありませんよね。お客様とお話をして感度を上げていくしか在りません。
ハスクバーナーさんのキャップも揃えております。お手頃ですし可愛いですよー。

小野農機Tシャツ
オリジナルTシャツを作ってみました。
普段私がユニフォーム的に着ているのですが、それを見て俺も欲しい!と言われる事が有りまして、ならばネットショップにもUpしてみようかと思いました。

私がデザインして、アイロンシートを自作してアイロンで圧着しています。仕上がりや耐久性は良いと思います。写真で私が来ているTシャツは2年以上実際に着用しています。
ご興味が有る方は弊社のSTORESページへどうぞ。
https://ononouki.shop/items/6492a2a64be9ef002a8b6617
自作しておりますので、制作に少し時間を頂いております。
またデザインについて多少のご要望が有ればご相談に乗りますので、STORESのサイトからご質問下さいませ。
スチールショップ
STIHL_SHOPになったのが2022年03月でしたのでほぼ一年が過ぎました。
もちろん、それ以前よりSTIHL製品は販売しておりました。私が小さいころから父は頑張って販売・修理をいしていたので、軽く40年以上にはなるでしょう。父に何故STIHLに目を付けたのかを問うても曖昧な回答しか返ってきませんが、佐賀県の中ではSTIHL社の製品拡充に貢献してきた!といつも自慢してます(笑)
STIHL_SHOPへの加盟は以前よりお誘いがあったようなのですが、店舗の構造上の問題や、初期投資(什器や棚、製品ラインナップの充実=在庫)を考えて見送っていましたが、昨年店舗を改装するにあたってSTIHL_SHOPへの加盟を決断しました。
お陰様でこの一年、新しい層・新しいエリアからのお客様にご来店頂けるようになりました。今迄は殆ど販売実績が無いようなプロ機も少しずつですが購入頂けるようになってきました。
STIHL_SHOPに加盟したメリットを実感しております。
STIHL社はSHOPのバックアップ体制が素晴らしいと感じております。STIHL_SHOPに加盟してさらにそう感じました。対面販売を重視した販売戦略、加盟店のレベルを一定以上に保つためのフォロー等、他メーカーとは一線を画していると私は思います。
ブランド価値を高める取り組みもしっかりされています。SHOPのモチベーションを高めるような心憎い気配りも有ります。SHOPに加盟して頂けた、プレートと時計です。

クリスマスにはクリスマスカードにお菓子と非売品等も送ってくれます。
ちょっとした事ですがやはり嬉しいものです。
もちろん物に釣られているわけではなく、STIHL製品を取り扱う一番の動機は製品のクオリティーです。完成品のレベルの高さやカッコ良さもそうですし、トラブルが有った場合のアフターのしやすさがSTIHL_SHOPへ加盟した一番の理由です。
今後も、お客様の声に耳を傾け、より良い製品をお届けできるように頑張りたいと思います。
チェンソーは清掃が大事です
林業に携わる方の必須アイテムは当然チェンソーです。このチェンソーの扱い方も会社様によって考え方は様々。定期的に清掃・メンテナンスをされているところもあれば全く無関心な会社様も。
以下の写真は同じ事業体から修理を依頼された機体です。
かなり汚れています。

下の写真は、いきなりスタータロープが引けなくなった!とお持ちに頂きました。スターターロープのカバーを開け清掃していくと異物がフライホール上部に噛みこんでいました。まぁ汚れが酷いです。

当然エアーフィルターの掃除もやっておられる気配があまり有りません。
どうせ使う度に汚れるんだから・・・と清掃を行っていると外観だけでは無く内部にも良くない事がおきます。
当然エアフィルターも汚れたままですから、エンジンの内部も汚れます。
フライホイールのフィンで風を起こしてキャブレター部へと空気を送っていますが、この通路が汚れていると空気も汚れがちですよね。スターターハウジングがメッシュ状になっているのは空気を取り込むためです。スタータハウジング、フライホイールの周辺、フライホイール部からキャブレター部への通気口等、空気が流れる通り道も掃除してあげた方が良いです。
防護ズボンって凄いですねぇ
チェンソーのチェンが回らないとの事で朝一ご来店。ガラス繊維の様な物がチェーンを回すスプロケット周りに噛みこんでいました。

お話を聞いてみると従業員さんがチャップス(防護ズボン)に回転中の刃を当ててしまったみたいだとの事。なるほど防護服のガラス繊維が噛みこんだ結果だった様です。

かなりの量が噛みこんでいますので相当な勢いで脚部に回転中のチェンが接触したのだと思われます。

ニードルベアリングも破損していました。社長様は「軽く当たっただけと聞いたけどなぁー」 とおっしゃいますが、がっつりだと思われます。防護ズボンを履いていなければ相当怪我を負われていた事でしょう。防護ズボンって凄いですね。防護ズボンの機能や防御する仕組みについてはモンベルさんの動画等をYoutubeでご覧になると分かりやすいと思います。
MS 241 C-M 初期不良
スチールさんのエンジンチェンソー MS 241 C-M を2022年7月に購入頂いたお客様から「スロットルを握ったら回転が上がらずにエンジンが停止する」との事。「買ったのは去年だけど、下したのは昨日(2023年1月中旬)が初めてなんだよぉ。優しくアクセルを握ると回ったりすることがあるんだけど、コンピューター制御って易しく扱わないと駄目なのかなぁ?」と悲しげにおっしゃいます。。いやいやそんな事無いですよ!と私もエンジンを掛けてみると、おっしゃる通りでアクセルを握るとエンジンが止まります💦
お預かりして点検する事に。
先ずは混合燃料を疑ってみます。弊社で作成しているHPウルトラ使用の混合燃料へと入れ替えてみました。すると吹けふけあがりました!あれ、これ燃料が劣化していたとのかなぁ?と思いましたが、暫く経ってからエンジンを掛けてみると また同じ症状です。。。困った。良い時もあれば悪い時もある。一番判断が難しかったりします。人間ならそういう時もあるのでしょうが。
ほぼ新品だしキャブしか考えられないだろう!と判断し直ぐにキャブレターを取り寄せました。
キャブが到着したので交換作業を行いますが、キャブレターを取り外したら直ぐに別の個所に異常を発見。なんとインテークマニフォールドが変です。マニフォールドとはエンジンとキャブレターを繋ぐ重要な役割をする部品です。
※交換後の様子。右が正常左の指で持っている部品が不良です。

エンジンの圧をキャブレターへと伝えるインパルス部がグニャと変形しています。恐らく工場で組み上げた人のミスでしょう。初期不良でこういうケースは私は初めて見ましたが、稀に有るようです。ここの組み上げは比較的難しいというかコツが必要な個所なのでミスは起こり得ます がちょっとお粗末な感じですね💦
このインテークの形状を見ると、クランクケースの圧がキャブレターに伝わっていなかったのだと思います。圧が伝わらないと キャブレターのポンプ機能が正常に働かないため 燃料の供給が追い付きません。この為スロットルを握るとエンジン停止したのだと思います。(たまに伝わる時もあったのでしょうね。もしくはキャブとインテーク部に隙間が出来ていたとか)
お粗末と言えば私もお粗末でした。まずはキャブレターを取り外して目視点検さえしていれば、キャブレターの返品手続きやら部品の再手配やらいらぬ日数を掛けずに済んだのに。新品だからという先入観が邪魔しました。
インテークの交換で無事快調な MS241C-M へと復活しましたが、お客様には大変ご迷惑をお掛け致しました。
製品の信頼性を高める努力は絶えず続けられていますが 100%にはなりません。どうしても初期不良は起こり得ます。そうなった時にどういう対応を販売店とメーカーがしてくれるのか。製品の信頼性と共に大事な部分ですね。
スチールさんはその体制もしっかり整っているメーカーだと思います。部品の提供や技術スタッフのサポート、営業さんの対応等。
私も販売店として技術力向上に努めたいと思います。
店舗玄関に薪棚
お店の雰囲気にアウトドア感を出したくって 薪棚を設置したいと考えていました。
良いクヌギが出に入ったので 重い腰を上げて 薪棚をDIY はやめて市販のラックを購入して設置しました。

DIYでしっかりした棚を作ろうとするといがいとお金かかりますしね。資材が高騰しているし 時間も掛かります。
ネットを物色していたら とてもお洒落でシンプルで格安な物を発見。早速注文しました。

予想以上に並べられるしなかなかカッコ良いですよね!?これで8k程です。
薪の両脇に丸太とチェンソーと斧でも配置すればもっと雰囲気でますかね。

ちなみに 今のところ薪販売はしておりません💦
もし薪やスウェーデントーチをご希望の方はこそっとご要望下さい。多少はお譲り可能です。