ハンマーナイフモア

棚田の草刈り(ハンマーナイフモアー)

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本日の午前中はお客様の会社でお手伝い。
唐津市相知町の蕨野の棚田の草刈りです。

米を作らなくなり荒れた棚が多くなっている様です。
その棚を借りて別の事を。

まずは整備から。
こんな荒れた場所もハンマーナイフモアが有れば楽々で除草が出来ます。
この子は共立さんのHRC662というタイプです。

クローラー(キャタピラ)タイプなので、不整地でもガンガン進んでくれます。ハンマーナイフの良い所は、呼称の通りフリーナイフが草を砕いてくれる事。
刈った草をそのままにしても目立ちません。

誰がやっても刈跡が綺麗です。作業時間もそんなに差が出ません。これが手持ちの草刈機(刈払機)ですと、作業者さんの技術にかなり左右されますよね。(刈高、刈残し、作業時間等)

私一人で二つの棚が約1.5hで綺麗になりました。 刈った場所を見ると、我ながら綺麗に仕事出来たなーと悦に入ってしまいましたが

凄いのはもちろんハンマーナイフです。

機種は違いますがORECさんのハンマーナイフの動画はこちらです。

バーディーモアの刃が動かない

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OREC社さんのBX80というバーディーテイラーにH750というハンマーナイフローターを組み合わせて使って頂いております。

このBX80は多目的ティラーです。作業機を草刈用や耕耘用や集草用等に付け替える事が可能です。(もちろん個々に購入が必要)作業機の付け替えは慣れれば比較的簡単にワンタッチで交換可能です。

取り付けているハンマーローターが動かない、という症状でのご来店。エンジンは調子良いし駆動部は問題無しだが、作業機のクラッチレバーを「入り」にしてもローターが回りません。 普通のハンマーナイフモアであれば、ベルト切れが多いのですが、本機はちょっと複雑です。

走行にはベルトで動力を伝達しておりますが、作業機は「クラッチ板 」 →「 P.T.Oジョイント(ギア) 」で伝達し更にベルト2本で回しています。

いやな予感がしましたが、クラッチ板が原因でした。

草が背丈程有る様なハードな現場でかなりの時間稼働しておりますので、相応の負荷が掛かっていたのでしょう。ベルトの点検はしておりましたが、クラッチ板の損傷の判断はなかなか難しい、と思います。

さて修理です。まずはエンジンを下ろします。

エンジンを下ろせばクラッチ板には容易に辿り着けます。ボルト一本取れば、外れます。※ベアリングが取りづらかったのでプーラーで外しました。

クラッチ板がボロボロです。

他に損傷個所が無いかよく確認し、パーツを注文。
メーカーに在庫が有れば、午後一くらいに発注すれば翌日に届く事も多いです。最近は当たり前の様に感じておりますが、普通に考えて凄い事ですよね?有り難い事です。

新品(左)と使用済み(右)。クラッチ部をアッセンブリで注文させて頂きました。

専用機で有れば、ベルトで動力を伝達する事が殆どなのですが、この機械は作業機をワンタッチで取り換え出来る様にする為に、こういう設計になっているのでしょう。消耗品と言えば消耗品ですが、購入頂いて4-5年程だと思いますので、割と早く交換時期が来たなぁという印象です。もちろんどれだけ作業機に負荷を掛けているのかで寿命は随分変わってくると思いますが。

組み上げてテスト。
問題無くハンマーナイフ部のローターが回る様になりました。

まだまだ草との闘いは続きます。

ハンマーナイフモア納品

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ハンマーナイフモアという製品を購入頂きました。
運用初日に操作説明を兼ねて立ち合いに行ってきました。

どんな機械かと言えば、撮影してきた動画を見て頂ければ一目瞭然かと思います。約2分の短い動画です。

ハンマーナイフモアを英語で書くと Hammer knife mower です。
mower は「 芝刈り機」です。ハンマーナイフ刃を持った草刈り機という意味ですね。ハンマーナイフという言葉がもつ通り、草を切るというより、粉砕していくイメージです。

重量も有るので、背丈が高めの生い茂った草地にも威力を発揮します。なぎ倒しながら粉砕していきます。これを使うとかなり除草作業が楽になります。

もっと広範囲な除草が必要な方は、乗用モアが有ると便利ですね。

従来の手持ちの草刈機(刈払機)でも草刈は出来ますが、長時間使うとやはり疲れます。その点このハンマーナイフは後を付いて行くだけ。刈り残しも少なく、一定の刈高で進んでいくので刈跡が綺麗です。刃が剥き出しでは無いので、8枚刃やチップソーが付いた手持ちの機械よりは安全だと思います。

地域の共用部や、農地の共用の通路や水路周りの除草をしなくてはならないが、人手が足りない(特に若手の)!というケースが増えて来ており、効率が良いハンマーナイフモアや乗用モアの導入を検討される方が増えてきているように感じます。

用途に有ったパワーと形状の製品を選択出来れば、これからの除草シーズンを闘い抜けると思います!(やや大げさですが、草刈り大変ですよね💦)