出張修理
稲刈りシーズン
我が町の蕨野の棚田でも収穫が始まりました。
馴染みのお客様から直ぐに修理のご依頼を頂き棚田に急行
脱穀部のVベルトが一本切れていました。
このVベルトは我社は在庫をしていないので(A系B系は置いておりますがC系は在庫しておりません)いくつかの取引先に連絡を取り伊万里のお店に買い出しに行き、再度棚田に上がりました。

メーカーや機種によってベルトの交換の仕方はさまざま。
マニュアルも無い事が殆どなので仕組みを見ながら交換作業を。
無事に稲刈り作業が進めば良いのですが。
蕨野の棚田へ出張修理
前回に続きまたまた蕨野の棚田です。
田植え機での作業、2日間調子よく使っていたのに、この日動かしたら低速時に「パンパンッ」という音がしてエンジンが停止すると、修理のご依頼が入りました。
田んぼの中での作業ですし、現場対応は何かと骨が折れますので、やや緊張しながら現場へ単身向かいました。

症状からみて燃料系統だろうと予測。
燃料コック⇒燃料ホース⇒キャブレターの順番に見て行きました。
幸いにもこの機体はメンテナンス性が非常に良く、田んぼの中でも苦にならず作業が出来ました。
キャブのフロートチャンバーの底に何やら青い液体が沈んでいました。これが原因だ!と思い、キャブ内を清掃し再組立て、始動してみます。
残念ながら低速回転で数秒動かすとエンジンが停止してしまいます。軽くパンパンッという感じの異音後に。
プラグを疑ってみます。プラグが真っ黒でした。

どうも点火ミスを起こしていたようです。
持参していたプラグと交換すると、正常に動作する様になりました。
プラグ交換で済み、ほっとしました。
動作テストを兼ね、実作業を行って頂きました。
その間に動画撮影を。みのる君での田植え風景は見ていて飽きません。
30年程活躍している機体ですが、令和の時代も行けそうなくらい元気です。
前回も書きましたが、蕨野の棚田は大変活気を帯びておりました。
良い季節です。
稲刈りシーズン
我が町、相知町の「蕨野の棚田」も稲刈りシーズンに入りました。
草刈り作業中にさっとスマホで撮った写真ですが、こうして見ただけでも美しい里山だと思います。
後継者不足等の理由で荒れている棚もちらほら出てきているようです。この光景も永遠の物ではないのですよね。
こちらは出張でコンバインのキャタピラ交換をしている時の一コマ。
稲刈前に点検していたらキャタピラに大きな亀裂を発見されたとの事で、急遽ご依頼頂きました。
この機体が終わったら直ぐ違う現場へ移動してコンバインのVベルトの交換を。
コンバインの修理は、私(息子)一人では難しい作業です。機種毎にちょっとした勝手が違うので何かと問題が発生してしまいます。。とにかく現場で数をこなしてマニュアルを読むの繰り返ししか在りませんね。
草刈り作業が無事に完了される事を願っております。
田植機の出張修理
田植え機の「苗のせ台」が動かなくなったとのご依頼で出張修理に伺いました。
苗のせ台とは、写真の一番右の部分です。この部分は油圧で昇降するようになっています。移動する時は上げ、田植作業時は適度な高さに下げ、保管時は一番下迄下げます。
田植中に動かなくなったとの事。苗のせ台が一番下迄下がっていると移動が困難です。
水田の中での作業では泥んこになりますので、なんとか脇道に出してから作業を行いました。
油圧ベルトがかなり摩耗していましたので交換作業を。
と、簡単そうですが、このベルトに辿り着くのが大変です。本体のカバーを取り、走行ベルトを回すプーリーを取らなくては目的のベルトへ辿り着けません。
現場に特殊工具を持参していなく一度自宅へ帰るなど、悪銭苦闘しながら交換を終え、ミッションオイルを補給。問題無く昇降する様になりました。
一口に田植え機と言っても、メーカーや機種により勝手が違いますから、ちょっとした所で躓くとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
なんとか無事に作業終えてほっとしました。
田植作業を快適に完了して頂けると良いのですが。
運搬車修理
ご依頼により運搬車の出張修理を行いました。
現地に行ったもののエンジンが始動する気配が無く、車体からエンジンを下してエンジンだけ、自社へ持ち帰りました。
エンジンを分解しガバナシャフトの交換、キャブレターも一式新品と交換しました。
快調に動いてくれました。
エンジン整備後に現場へ持って行き、車体に乗せて動かすと問題なく足まわりも動いてくれました。軽トラックに車体を乗せて自社へ持ち帰り、本格的な整備を行いました。
整備とともに、車体も綺麗にしました。
錆取りを悪戦苦闘しながら実施し、防錆塗料で下塗り、その後に上塗りをしました。
予想以上に綺麗な車体によみがえりました。
出張整備も行っておりますので、是非ご相談ください。
スピードスプレイヤー 点検
午後からスピードスプレイヤー(SS)のエンジンオイルとギアオイルの交換に行ってきました。右が伊万里で梨園を営んでいる叔父です。
子供の頃に社長から「SSの修理に行ってきたって」話を聞いた事は良く覚えており、消毒する機械って事だけは知っていましたが、実機を実際に見たのは今回が初めて。
自走式の薬剤噴霧器で有る事が良く分かりました。
機体の後部の羽根を開けた所に、動噴が鎮座されている事にびっくりしました。
エンジンオイル交換とギア部のオイル交換ですが、車体の下部にドレンボルトや注油口が有るのでなかなか苦戦しました。ジャッキを持参しなかったのが失敗(^^;
それはそうと、この新型の機体可愛いですよね。飛び立ちそうですw
今日も勉強になる一日でした。
蕨野の棚田へコンバイン修理に
日本の棚田百選にも選定されている蕨野の棚田へ、コンバインの出張修理に行ってきました。
田植前の水を張った時の棚田も綺麗でしたが、やはり収穫直前の棚田が一番素敵ですね。
不調のコンバインですが、脱穀部が目いっぱい詰まっていました。点検口をいくつか開けて念入りに取り除き、各部をチェック。
問題無く稲刈りできるようになりました。
我が佐賀県相知町で収穫されたお米はとてもおいしいです!
是非ご賞味下さい。
出張修理
本日の午前中は、2件の出張修理に行ってきました。
一件名は、山中の現場に置いていた運搬車が動かなくなり困っているとのご依頼。
なかなか険しい林道を通って現場へ到着。
まだ新しい製品でしたが、メンテナンスせずに暫く放置していた為にキャブレター(燃料であるガソリンと空気の量を調整しエンジンへ送り届ける装置)が正常に機能しなくなっていたようです。
この機種はエンジン周りがキャタピラとキャタピラの間の下部に取りつけてあるタイプだったので、取り外しにやや時間を要しましたが、フロート式キャブレターの分解洗浄で正常に始動しました。
キャブレターの中にガソリンが入ったままで長期間放置すると、キャブレター内部のガソリンが腐り、燃料の通り道を塞いでしまう事になります。こうなると上の写真の様に分解洗浄が必要になります。
対処として、機械を暫く使わない時は燃料コックを閉めた後にエンジンが自然停止する迄エンジンを掛けっぱなしにする事をお勧めします。こうする事でキャブレター内部のガソリンは空になりますので、トラブルが少ないです。もちろん燃料タンク内も空にするとよりベターです。燃料タンクと燃料コックの間の燃料ホース部が詰まる事も在りますので。
要は使わないときは燃料が空にする、という事が一番の対処方法です。
所要時間は20分ほどでしたが、大変喜んで頂けました。
その足で別の現場へ移動し、納屋に保管されていたコンバイン、バインダー、運搬車の点検をさせて頂きました。こちらのバインダーと運搬車も燃料係がトラブっていて動きせんでした。燃料ホースとキャブレターの分解洗浄で気持ちよくふけあがってくれました。
もうすぐ稲刈りの季節ですね。
整備代金に出張料金はプラスしてお願いしておりますが、出張整備も承っておりますので、ご相談下さい。