550XP Mark2 修理

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Youtubeやこのブログを見て、少し遠方からご来店頂ける事も増えてきました。
大変ありがたい事です。

この日は糸島からチェンソーの修理でご来店頂きました。

まだ購入して1年ちょっととの事。普段からきれいに清掃等をされている事が分かります。

症状的には、最近アイドリング時に調子が悪いと思っていたら、プライマーポンプ(ハスクではエアーパージポンプと呼ぶ)を突いても全く燃料が上がってこなくなったとの事です。急がないとの事でしたのでお預かりする事に。

プライマーポンプがスカスカなので、燃料ホース系統が外れているのでは?と思いましたが、正しく接続されておりますし、ホース系統にも破損は見られません。プライマーポンプ自体の機能も大丈夫です。

キャブを取り外し、分解してみると、メタリング室側のガスケットの一部が破損していました。これのそうで燃料が全く上がってこなかったようです。

この550XPMk2用のキャブに取り付けて有るパッキン類は一般的なキャブと違い、メタリング室に4枚、ポンプ室側にも4枚のガスケット類がセットされております。このガスケット類、4枚一組でのキット注文となり、なかなかお高いです。ポンプ室側も開けてみると、こちら側はガスケットの一部(写真青)がかなり変形しておりました。


両方のガスケットキットを丸ごと交換した方が無難そうです。

お客様に連絡しGOサインを頂いたので部品注文をしました。

一年ちょっとの機体、混合燃料にはハスク純正のLS+を使っているというのに、なぜこんなに早く劣化したのか?
すみませんが、原因は良く分かりません。使い方うんぬんでこんなになるとは思えません。
確かに敗れていたガスケットは透明で非常に薄いです。が、他のお客様でこうなっている機体は未だ無いですね。
今後症例が出てくるかもしれませんが。

今回のお客様は、修理にはこれくらい予算を取っている(かなり余裕のある金額)のでしっかり修理してほしいとおっしゃって下さいました。我々からすると非常に有難いお客様です。

しっかり修理してご返却したいと思います。

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