ダイヤフラム式キャブレターの勉強
こんばんは、修行中の息子です。
このところダイヤフラム式キャブレターの分解洗浄を繰り返し行っております。構造はだいぶ分かっては来たのですが、とにかく体に覚えこませたいので、数をこなすしかありません。
キャブレター分解手順 ① キャブレターを本体から取り外す ② キャブレターを分解する ③ 各穴にキャブクリナーを吹き付け、清掃しながら目詰まりしていないか確認する ④ コンプレッサーでクリナー液や汚れを吹き飛ばし、各穴も綺麗にする ⑤ キャブレターの再組立て ⑥ 本体へキャブレターを取り付ける。(燃料ホースやアクセル・チョークロッドも) ⑦ 始動テスト ⑧ 低速ノズル/高速ノズル/アイドルを調整(高速ノズルが無い機種も有る) という流れです。 ※ダイヤフラム式キャブレターとは、本体を逆さまにしたりしても使用出来る様に考えられたキャブレターです。耕運機等、水平にして使う機会にはフロート式のキャブレターが使われます。
本日お預かりしたチェンソーです。
慣れていない機種によっては①でも意外とてこずってしまいます。コンパクトな機種等は複雑に入り組んでいますからね。アクセルロッドを外すのさえ苦戦したりします。不器用ですから。燃料ホースは破かない様に引き抜きます。
各部の関係をしっかり記憶するなり写真に撮っておく事も重要です。
②のキャブレター分解は、ネジ山を潰さない事とスプリングやニードルバルブ等の細かい部品を無くさない事に細心の注意が必要です。
③のキャブクリナー液を穴に吹き付ける事で、何処の穴と何処の穴が通っているのかが良く分かる様になってきます。私は実技をやった後にネット(このサイトが一番詳しいと思います)やテキストを見て名称を覚えられる様に頑張っています。穴がたくさんあって難解ですね(´;ω;`)ウッ…
キャブレターの心臓部です。写真下の本体部の一か所が目詰まりしていた為にエンジンが始動しませんでした。
⑤再組立てはキチンと元通りに組みます。当たり前の話ですが大変重要です(汗)
⑧の各調整ネジの取り扱いは多少経験が必要です。ここは大事なところなので技術を持った方の指導を受けるか見てやり方を覚える方が良いでしょう。(アイドリングの調整ネジは問題無いと思います。)高速ノズルは閉め過ぎる(時計回し)と回転が上がり過ぎてエンジンが焼き付く恐れも有ります。
細かいパーツで構成されている部品だけに、最初は恐る恐るでしたが、慣れてくると分解するのがとても楽しくなってきます。問題点を発見し改善した後にエンジンが掛かった瞬間はとても嬉しいものです。
草刈機大活躍の季節からチェンソーの季節に移ってきました。
チェンソーでお困りの方、ぜひご相談下さいませ!