出張修理
本日の午前中は、2件の出張修理に行ってきました。
一件名は、山中の現場に置いていた運搬車が動かなくなり困っているとのご依頼。
なかなか険しい林道を通って現場へ到着。
まだ新しい製品でしたが、メンテナンスせずに暫く放置していた為にキャブレター(燃料であるガソリンと空気の量を調整しエンジンへ送り届ける装置)が正常に機能しなくなっていたようです。
この機種はエンジン周りがキャタピラとキャタピラの間の下部に取りつけてあるタイプだったので、取り外しにやや時間を要しましたが、フロート式キャブレターの分解洗浄で正常に始動しました。
キャブレターの中にガソリンが入ったままで長期間放置すると、キャブレター内部のガソリンが腐り、燃料の通り道を塞いでしまう事になります。こうなると上の写真の様に分解洗浄が必要になります。
対処として、機械を暫く使わない時は燃料コックを閉めた後にエンジンが自然停止する迄エンジンを掛けっぱなしにする事をお勧めします。こうする事でキャブレター内部のガソリンは空になりますので、トラブルが少ないです。もちろん燃料タンク内も空にするとよりベターです。燃料タンクと燃料コックの間の燃料ホース部が詰まる事も在りますので。
要は使わないときは燃料が空にする、という事が一番の対処方法です。
所要時間は20分ほどでしたが、大変喜んで頂けました。
その足で別の現場へ移動し、納屋に保管されていたコンバイン、バインダー、運搬車の点検をさせて頂きました。こちらのバインダーと運搬車も燃料係がトラブっていて動きせんでした。燃料ホースとキャブレターの分解洗浄で気持ちよくふけあがってくれました。
もうすぐ稲刈りの季節ですね。
整備代金に出張料金はプラスしてお願いしておりますが、出張整備も承っておりますので、ご相談下さい。